初レコーディングの思い出
私の初レコーディングは、初リーダー作である“バーニング・ウェイブ”
と思われてる方、多分沢山いらっしゃると思います。
実はその一ヶ月程前、1978年3月に初レコーディングを経験させて頂いております。
そのレコーディングのリーダーは、ジャズベースの大巨匠レッド・ミッチェル氏、
アルバム・タイトルは“スケアポート・ブルース”。

レッド・ミッチェル氏は
ビリー・ホリデイ、オーネット・コールマン、ハンプトン・ホーズ、ウディ・ハーマンetc.
と演奏活動、録音活動してきた、まさにバーチュオーソ!
そんな彼が、アート・ファーマー=ジム・ホール・クインテットで初来日した1978年、
日本での録音です。
参加ミュージシャンは沢田駿吾氏(G)、藤井貞泰氏(Pf)、ドナルド・ベイリー氏(Ds)
というベテラン勢に、若造の私めでありました。

録音は1978年3月28日(テイチク杉並スタジオ)となってます。
私は4月生まれなのでこの時二十歳の最後、翌4月がバーニング・ウェイブでありました。

写真向かって左、レッド・ミッチェル氏、
右列上からドナルド・ベイリー氏、沢田駿吾氏、
一番下右側が藤井貞泰氏、左が本多であります。
レッド・ミッチェル氏のチューニング(調弦)はちょっと変わっていて、
普通は一弦からE,A,D,G(ミラレソ)と合わすのですが、
彼の場合はC,G,D,A(ドソレラ)、
よく五度チューニング、チェロ・チューニングなどと言われます。
ちょうどチェロのオクターブ下になり、とても重厚感が有ります。
さらに和音を弾くのに向いてるそうで、
コードワークも素晴らしかったです。
私は“ユー・ステップド・アウト・オブ・ドリーム”“アイ・ラブ・ユー”“サザン・クロス”
の3曲(スタンダードでございますネ)に参加してますが、全6曲一日で録りました。
それぞれの曲を一度リハをして、そのまますぐ録っていくというスタイルです。
A面の1曲目(レコードの時代なのでA面B面が有ります(^o^))
の“ユー・ステップド・アウト・オブ・ドリーム”では、
その場で急に「ベースとサックス二人で始めよう」という事になり、
必死に食らい付いていったのを憶えてます。
残念な事に、レッド・ミッチェル氏も沢田駿吾氏もすでに亡くなられてますが、
この時の経験は私にとって大きな大きな宝物です。
ありがとうございました!
と思われてる方、多分沢山いらっしゃると思います。
実はその一ヶ月程前、1978年3月に初レコーディングを経験させて頂いております。
そのレコーディングのリーダーは、ジャズベースの大巨匠レッド・ミッチェル氏、
アルバム・タイトルは“スケアポート・ブルース”。

レッド・ミッチェル氏は
ビリー・ホリデイ、オーネット・コールマン、ハンプトン・ホーズ、ウディ・ハーマンetc.
と演奏活動、録音活動してきた、まさにバーチュオーソ!
そんな彼が、アート・ファーマー=ジム・ホール・クインテットで初来日した1978年、
日本での録音です。
参加ミュージシャンは沢田駿吾氏(G)、藤井貞泰氏(Pf)、ドナルド・ベイリー氏(Ds)
というベテラン勢に、若造の私めでありました。

録音は1978年3月28日(テイチク杉並スタジオ)となってます。
私は4月生まれなのでこの時二十歳の最後、翌4月がバーニング・ウェイブでありました。

写真向かって左、レッド・ミッチェル氏、
右列上からドナルド・ベイリー氏、沢田駿吾氏、
一番下右側が藤井貞泰氏、左が本多であります。
レッド・ミッチェル氏のチューニング(調弦)はちょっと変わっていて、
普通は一弦からE,A,D,G(ミラレソ)と合わすのですが、
彼の場合はC,G,D,A(ドソレラ)、
よく五度チューニング、チェロ・チューニングなどと言われます。
ちょうどチェロのオクターブ下になり、とても重厚感が有ります。
さらに和音を弾くのに向いてるそうで、
コードワークも素晴らしかったです。
私は“ユー・ステップド・アウト・オブ・ドリーム”“アイ・ラブ・ユー”“サザン・クロス”
の3曲(スタンダードでございますネ)に参加してますが、全6曲一日で録りました。
それぞれの曲を一度リハをして、そのまますぐ録っていくというスタイルです。
A面の1曲目(レコードの時代なのでA面B面が有ります(^o^))
の“ユー・ステップド・アウト・オブ・ドリーム”では、
その場で急に「ベースとサックス二人で始めよう」という事になり、
必死に食らい付いていったのを憶えてます。
残念な事に、レッド・ミッチェル氏も沢田駿吾氏もすでに亡くなられてますが、
この時の経験は私にとって大きな大きな宝物です。
ありがとうございました!
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swing journal
私が初めてスイングジャーナルを読んだ時、沢田駿吾氏の御写真を見て、「あっ、バタヤンってジャズもやるのか!?」と思ってしまいましたww。
でも、沢田さんのGo! Go! Scat Bossaというアルバムは大好きです。
同じ号には、本多さんが「サンバースト」に参加された時の写真がありました。
でも、沢田さんのGo! Go! Scat Bossaというアルバムは大好きです。
同じ号には、本多さんが「サンバースト」に参加された時の写真がありました。
なんとなんと!!
記事を読み進み、「藤井貞泰氏(Pf)」とあるのを目にしてビックリ!
私、約3ケ月前(7月16日)に、京都・ル・クラブ・ジャズにて藤井貞泰さんの演奏を聴きました!!
池長一美さん(ds)のリーダーライブで、ピアノが藤井さん。
MCで、池長さんが藤井さんのことを「こうして一緒にセッション出来るのが夢のような、ものすごいお方なんです!」と紹介されました。
70歳代?などとは全然感じられないたたずまいと演奏・・・たちまち、藤井さんの音世界に引き込まれたのを憶えています。。。それで、こちらの記事でお名前を拝見しても、すぐに思い出せたのだと思います(^_^)
本多さんともご縁のある方だったのですね。
なんか嬉しい♪テンション上がりました♪
私、約3ケ月前(7月16日)に、京都・ル・クラブ・ジャズにて藤井貞泰さんの演奏を聴きました!!
池長一美さん(ds)のリーダーライブで、ピアノが藤井さん。
MCで、池長さんが藤井さんのことを「こうして一緒にセッション出来るのが夢のような、ものすごいお方なんです!」と紹介されました。
70歳代?などとは全然感じられないたたずまいと演奏・・・たちまち、藤井さんの音世界に引き込まれたのを憶えています。。。それで、こちらの記事でお名前を拝見しても、すぐに思い出せたのだと思います(^_^)
本多さんともご縁のある方だったのですね。
なんか嬉しい♪テンション上がりました♪
Re: swing journal
赤カリー さん
沢田駿吾さんには、若い頃大変お世話になりました。
サンバースト、岸田恵二さんですね!
これまた懐かしい。
沢田駿吾さんには、若い頃大変お世話になりました。
サンバースト、岸田恵二さんですね!
これまた懐かしい。
Re: なんとなんと!!
ニコ さん
藤井貞泰さんとは、彼がシャープス&フラッツに在籍していた頃、
私が中学生の頃にお目通しさせて頂き大ファンになりました!
共演は、残念ながら数える程しか有りませんが、
機会が有ればまた是非お願いしたいですね♪
藤井貞泰さんとは、彼がシャープス&フラッツに在籍していた頃、
私が中学生の頃にお目通しさせて頂き大ファンになりました!
共演は、残念ながら数える程しか有りませんが、
機会が有ればまた是非お願いしたいですね♪
懐かしき日々
本多さん、どうもありがとうございます。
いつか続編として、「エレクトリック・バードの思い出」「Kylynの思い出」「イーストワールドの思い出」「RX(ライデン&ゼノン)の思い出」なども…。
いつか続編として、「エレクトリック・バードの思い出」「Kylynの思い出」「イーストワールドの思い出」「RX(ライデン&ゼノン)の思い出」なども…。
Re: 懐かしき日々
赤カリー さん
そうですね、機会が有れば、面白そうですね♪
あまり懐古主義にならない程度にwww
そうですね、機会が有れば、面白そうですね♪
あまり懐古主義にならない程度にwww
前進あるのみ!
本多さん、どうもありがとうございます。
そうですね、本多さんは常に前に進む人だから。
思えば、トゥルベール・クァルテットのデビューアルバムを買った時、「う~ん、本多さんと同じ匂いがするなァ…」と思ったら、やはりその後の展開は!
過去に、浅川マキさんとのデュオライブで、準備もなくいきなりエレキベースを弾いた本多さんはすごいと思う!
そうですね、本多さんは常に前に進む人だから。
思えば、トゥルベール・クァルテットのデビューアルバムを買った時、「う~ん、本多さんと同じ匂いがするなァ…」と思ったら、やはりその後の展開は!
過去に、浅川マキさんとのデュオライブで、準備もなくいきなりエレキベースを弾いた本多さんはすごいと思う!